和泉響の東京風流記

東京での日々の趣味、雑学をエッセイに。

2021年度3月、平和島骨董まつり参加

平和島骨董まつりさんのHPです。日本国内で最も古い室内骨董イベント 伝統と信頼の「平和島骨董まつり」主催 株式会社骨董市


日本で最も古いと言われる、東京「平和島骨董まつり」に足を運んできました。

職場は、会場の東京流通センタービルにほど近く、骨董市未体験のわたしは、仕事の合間にどんなものかを拝見しに行った次第。

最近、自分のなかで主題としている「アメリカ文化が流入してくる前の日本の美」があるのではないかと考えたのですが、

じっさいは単なる好奇心です。


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会場は東京モノレール流通センター駅」目の前の流通センタービル。

駅で降車される方々が多く、中には走ってホームを出る人もいて「ううむ、これは、今骨董がブームなのか、こんなに大勢の客が大挙したら、良いものなどもはや残っていないかも知れん」などと考えていたら、

単にサラリーマンの人たちでした。
嗚呼、企業戦士。

 

会場は東京流通センタービルの二階、常連のダイレクトメールがない人は、受付の紙に住所や氏名を記入して中に入ります。

そして胸をときめかせ会場内へ。


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全国から集まった古物商の方々が、店を並べられております。


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アクセサリー。


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かんざしも美しい。


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値段は本当にピンからキリまでです。
数百円から、


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尾形光琳の墨入れ、120万。

漫画「美味しんぼ」で一躍有名になった、海原雄山のモデルであり「美食倶楽部」を経営しながら陶芸家でもある

北大路魯山人の器など。

ピンからキリすぎる上に、値札が貼られていない商品もあって、そこは交渉、値切りしだい、会場のあちこちで値切る声が聞こえて、そのやり取りも楽しかった。


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刀剣のつば、毛筆、洋食器、組ひも。中には鎖鎌も有りました。


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ううむ、これはアンティーク。のらくろ

 

本当に多種多様、普段生活の中で見向きもしないものに高値がつけられている事もある。

ここに来て、わたしは「物の価値」とは何かを考えました。

今の生活の中で、ふだん使っている物のどれに価値があるか、人が美を見出し、それを欲しがるかなんて、ちっともわからない。

時代が過ぎゆく中で残るもの、残らない物の違いって何なのでしょうか。

しかし、間違いなく逸品は美しい。

眼福でした。

 

機会があれば、参加してみてください😊

 

 

 

おまけ



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多くの日本人を育てたこれも逸品。

2冊100円。

ある意味、真に価値あるアンティーク。

 

今回来場して思ったのが、外国人の方々が多い。

おそらくわたしが来場者の中で一番若かったのですが、日本的な物の良さを、果たしてこの異国の人たちほどわかっているだろうか、と自問しました。

忘れ去られていく本来の日本。

それを忘れないために、わたしは次も来場しようと思います。

次回は5月開催、年に4回「平和島骨董まつり」はあるそうです。

 

実に楽しい時間でした。

骨董まつりに参加した雑感に続きます。

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