和泉響の東京風流記

東京での日々の趣味、雑学をエッセイに。

現代の納豆売り



明治神宮から帰宅途中、品川駅で茨城県の物産展が行われていました。

茨城といえば

 


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納豆


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納豆


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そして納豆!

 

江戸時代、冬、人々が住む長屋のある通りには、夜明けと共に納豆売りが来ていました。

人々は納豆を買い、それを味噌汁に入れ、納豆汁を毎日のように飲んでいました。

その納豆は包丁で刻んだ「たたき納豆」だったようです。

棒手振り(ぼてふり)と呼ばれる、そうした物売りは江戸中にいたようです。

納豆売りは俳句の季語にもなっていて、冬の風物詩だったんですね。

夜明け頃、鶏の鳴く声と共に現れる納豆売り。

 

納豆はイソフラボンにより美肌効果が凄まじい。

わたしは東京に来て毎日食べていますが、顔つき自体が違ってきます。マジで。

 

今日は酒のつまみとして、この「そぼろ納豆」を頂きました。


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納豆に切り干し大根が入っています。

何もつけず食べてみる。

ムチャムチャ、ポリポリとした食感。

このムチャムチャにポリポリのアクセント、なかなかクセになります。

納豆の味が濃い。これは良いつまみ。

 

美味いは幸せになる。

 

余談ですが、茨城物産展の店員さんは純朴そうな男性とお婆ちゃんがいまして、いかにも茨城といった感じでした。いや完全にイメージですが。

この人たちも現代の納豆売り。